各CDの売上金から1点につき500円を、東日本大震災の被害を受けた方々への寄付金とさせて頂きます。
ウィーンを中心に、活躍する新進気鋭のチェリスト、平野玲音によるライヴ収録が、EXTONレーベルより初リリースとなります。平野が5年前からスタートさせたシリーズ公演"Reine pur"。当盤で収録されたのはその記念すべき第10回目となります。今回は「ピアニストのチェロ」と題して、ピアニストとしても名を馳せた大作曲家、ベートーヴェン、リストやショパンなどがチェロを通して描いた美しい世界を表現していきます。また、平野のウィーンでのパートナー、ペーター・バルツァバが平野のために書いた「チェロ・ソナタ」を世界初録音。平野の技術の高さとライヴならではの研ぎ澄まされた音楽性が、聴衆を魅了していきます。チェロの魅力が最大限に発揮された、渾身のライヴ・レコーディングをお楽しみ下さい。(オクタヴィア・レコード)
思わずほほ緩む調べはもちろん、美しき弦の響きに添えられた哀しみも魅力となる。親密な会話が聴こえてくる。ここには、慌ただしい時を過ごす私たちが忘れがちになる、音楽の息づかいがある。聴くというよりも、抱かれる趣。素晴らしい。
奥田佳道(ライナーノートより)
菅野祥子(ヴォーカル)、平野玲音(チェロ)、呉 睿然(ピアノ) JMCC-20219 1,000円(税込・送料別) 録音:2011年4月 ウィーン、TONAL 試聴できます |
『百味』ウィーン便り23 『ハンナ』CD「春なのに」 |
夢の街ウィーンで出逢った3人の若き音楽家の友情からこんな美しいCDが生まれた
―――――――――浅岡弘和
(東日本大震災の津波で大切な故郷が壊滅してしまった直後、菅野さんの心の奥から生まれた歌。親友の玲音さんに一緒に弾いてほしい……という願いから、チェロを加えた編成となりました。被災者自身の心情を切々と伝え、涙なしには聴くことができない名盤です。収益金は陸前高田の復興のために使って頂きます)
平野の近年の活動に接していると、その進境の著しさに驚かされる。演奏家としての経歴の積み方は、大きな回り道をした彼女だが、そこで得た経験が大きく生かされてきた感がある。(中略)そして、彼女の何よりの強みはウィーンを本拠として活動することによって音楽の都の伝統をごく自然な形で受け継いでいるところだ。
(ブラームスをメインに、彼がお気に入りのレストラン「赤いはりねずみ」で会った仲間たちのチェロ曲を集めたおしゃれなアルバム。第7回TYサポート作品に選ばれました)
私は、ヒラノ・レイネさんの真に素晴らしい才能を、そしてウィーンの弦の演奏スタイルを学ばれ、それを自分のものとなさっていることを、大変誇りに思っています。彼女はオーストリア室内楽フェスティバルやマスタークラスで、数々の賞に輝きました。…ですから、きっと素晴らしい魅力あふれる「フランス的―そしてウィーン的なひととき」を皆様にお届け出来ると確信しています。
ゲアハルト・イーベラー/チェロ奏者(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
平野玲音(チェロ)、藤本江利子(ピアノ) 録音:2020年1月 相模湖交流センター(ライヴ) ベートーヴェン:カンツォネッタ“残酷な女” WoO 125 オラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」 Op.85より “イエスのアリア” |
相模湖交流センターが開館20年とベートーヴェン生誕250年を記念して作成したCDアルバム。「交流センター友の会」登録者の記念品として、限定500枚が同館窓口で無料配布される。(他の演奏者は、鈴木理恵子、若林顕、イリーナ・メジューエワ、川口成彦、上野真ら)
ブックレットは https://sagamiko-kouryu.jp/images/sagamiko_20th_anniversaryCD.pdf